「やりたいこと」ではなく「やらねばならぬこと」をやるのが紳士である。
坂の上の雲〈2〉 文春文庫
司馬 遼太郎 (著)
(1999/01)
評価:★★★★
サラリーマンのおじさんのバイブルと聞いて、以前から興味があったが、やっと購入し2巻まで読み進むことができました。
日清戦争から日露戦争への続く、外交・内政と秋山兄弟の「明」と正岡子規の「暗」の対照が印象的だった。
感銘を受けたところ
○豪傑を否定し、戦場で本当に必要なのはまじめな者である。p.104
→職場でも実感します。スーパー営業マンは必要ありません。「当たり前」のことを「愚直に」実行する責任感のある人材の方が重要です。
○戦術というものは、目的と方法をたて、実施を決心した以上、それについてためらってはならない。p.216
○あしは、あと何百日生きるか知らぬが、生きられるだけはやらねばならぬことをやる。p.324
→村上春樹の「ノルウェイの森」の中で長沢さんが語った、志(モットー)を思い出しました。志は「紳士」であることだ。「やりたいこと」をやるのではなく、「やらなくてはならないこと」をやるのが「紳士」だと。地位や志が人を造ると思いました。
p.s.江川達也の漫画「日露戦争物語」を先に少し読んでしまったので、小説を読みながらも、好古の顔のイメージなどが固定してしまった。江川氏は司馬遼太郎の秋山兄弟像にずいぶんと影響されていると思った。
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